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香川県がゲーム規制条例を可決!効果は本当にあるのか?60分制限は妥当なラインなのか?

香川県がゲーム規制条例を可決!効果は本当にあるのか?60分制限は妥当なラインなのか?

全国初って使いたいだけじゃないの?

2020年3月18日に香川県議定例会で「ネット・ゲーム依存症対策条例案」が可決されました。

全国で初めてゲーム依存症に特化した条例が制定されました。

下記のように”ゲーム障害への対策”が主な背景です。

条例で示した「ゲームは1日60分」という目安の根拠の一つとなっているのが、国立病院機構久里浜医療センターによる全国調査だ。平日のゲーム使用時間が1時間を超えると学業成績の低下が顕著になるとしている。

WHOが19年、日常生活よりゲームを優先する状態などが1年以上続く「ゲーム障害」を疾病として認定したことなどを背景に、依存症対策への関心は全国的に高まっている。

引用:日本経済新聞

 

条例の内容

  • 18歳未満の子供はゲーム平日1日60分まで
  • 午後10時以降はゲーム禁止
  • 罰則規定無し

4月1日に施行する見通しとなっているようです。

60分制限は妥当なラインなのか?

60分制限は妥当なラインなのか?

まずはゲーム障害についておさらいしましょう。

やまキー
やまキー
ゲーム障害って大した事なさそうだけどどうなんだろう?

 

ゲーム障害について

WHO(世界保健機関)は2019年5月25日に「ゲーム障害」を新たな依存症と認定しました。

主な症状と判断基準

  • ゲームをする頻度や時間のコントロールが自分で出来ない
  • 日常生活に悪影響が出ていてもゲームを最優先とする

確かにこれでは”障害”として認定されてもおかしくない症状ですね。

香川県の条例はこの”ゲーム障害”を抑制するために可決されたのでしょう。

やまキー
やまキー
日常生活に支障が出ることもあるのか!これは大変だ!

 

ゲーム1日60分の妥当性

60分が妥当なのか気になりますよね?

そこで「国立病院機構久里浜医療センターによる全国調査」の結果を参照してみましょう。

下記のアンケートの結果を見える化してみました。

ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート結果(概要)

引用:依存症対策全国センター

 

ゲーム行動等実態調査の概要

あれ?おかしいな。

1時間以上2時間未満で約5%程度しか支障が出た結果が見えません。

10人に1人の影響度があるゾーンが2時間以上

5人に1人の影響度があるゾーンが4時間以上

今回指標となっている1時間上2時間未満では20人に1人程度の影響度しかありません。

制限をかけるにしても”レッドゾーンの4時間以上は禁止”とするべきですね。

この結果からすると”1日60分制限”というのは過度な制限だと分かります。

やまキー
やまキー
1日60分は短すぎじゃない!?これはやりすぎだよ!もっと子供の気持ちになってラインを決めないと!

 

効果は本当にあるのか?

効果は本当にあるのか?

では”ネット・ゲーム依存症対策条例案”の効果について考えて見ましょう。

 

ゲーム規制条例による抑制効果(メリット)

主な抑制効果(メリット)

  • 過度なゲームプレイ時間の抑制
  • 家族で会話する機会の増加
  • 家族ルールの応用

ゲーム規制条例によるメリットとしては”過度なゲームプレイ時間”の抑制効果はあります。

罰則はないにしても”条例に違反している”という意識は根付くので効果は高いでしょう。

 

家族ルールを決める際に親子で会話する機会が増えるため、家族関係の改善にも役立ちます。

 

ゲームプレイ時間を皮切りに”家事のお手伝いや宿題のルーチン化”など”家族ルールの応用にも期待できるでしょう。

やまキー
やまキー
家族と会話する機会が増えるのはいいことだね!

 

ゲーム規制条例による逆効果(デメリット)

主な逆効果(デメリット)

  • クリエイティブな影響が受けられない
  • 子供の楽しみが失われストレスが溜まる
  • ”ゲーム=悪”という悪風習が根付く

子供はゲームから様々なクリエイティブな影響を受けて育ちます。

例えば”ゲームクリエイター、システムエンジニア、プログラマー”への職業の関心をゲームから受けることが出来なくなります。

2020年から小学校の必修科目にプログラミングが導入されます。

国の動きに対して県が逆行するような条例を制定するなんて信じられません。

子供たちの楽しみ=娯楽としてゲームは上位に君臨しています。

その楽しみを奪うことで”過度なストレス”がたまり続けて日常生活に支障が出る可能性があり本末転倒に成りうるのでは!?

 

最悪の場合香川県民の子供たちは”ゲーム=悪”という悪風習が根付きデジタルからアナログに時代を逆行するような考え方が定着してしまう可能性もあります。

やまキー
やまキー
ゲームが悪だなんて悲しすぎる。

 

香川県のゲーム規制条例の効果:まとめ

まとめ

結論:抑制効果(メリット)よりも逆効果(デメリット)のほうが大きい

全国初のゲーム規制条例としての”実績”を作りたい議員達が多かったのでしょう。

全国初の実績というのは良い響きですからね。

 

ただし、香川県の子供たちのことを芯まで考えた条例とは考えられません。

この先このゲーム規制条例がどう作用していくのか見ものですね。